2018年2月25日日曜日

『Intel(R) Dynamic Platform and Thermal Framework Settings』の備忘録

Intel Atom CPUを搭載したWindowsタブレットで、動作が微妙に重いので色々弄ってた時に、『詳細な電源設定』内のIntel(R) Dynamic Platform and Thermal Framework Settingsの項目について詳しく書かれた日本語サイトが特に見当たらなかったので、調べてわかった事を書き残し。


  1. Power Limit
  2. Acoustics Limit
  3. Low Power Mode Setting
1は電力制限プロセッサに許容される最大電力を指定します。値を大きくするほどコア電圧が高くなり、消費電力、発熱、バッテリ寿命を犠牲にして動作クロックレートを上げることができます。この設定は、パフォーマンスとパワーのバランスを微調整する手段を提供します。

2はCPU Fanの制御許容される最大ファン速度を指定します。値を大きくするほど冷却速度が向上します。値を小さくすると、低騒音のための最大ファン速度が制限されます。
3は低電力モードの設定。プロセッサに特別な低電力モードを設定し、最大限のバッテリ寿命が必要な場合など、電力消費が重大な場合に使用されます。


2に関しては、殆どのWindowsタブレットはCPUファンを搭載していないので効果は特に無いと思われます。

3に関しては、App SpecificとLPM Set Index 2とLPM Set Index 3が選べますが、LPM Set Index 3が一番消費電力を落とす効果があると思われます。


これらを設定しても体感速度が劇的に向上するわけではないので注意。